WTOのレポート 仮想通貨とブロックチェーンに初言及

ブロックチェーンのニュース

WTO(世界貿易機関)がワールドレポートを公表し、
ビットコイン、イーサリアム、リップル等の暗号資産の
実用性および将来性について言及しました。

WTOのレポート 仮想通貨とブロックチェーンに初言及 ビットコインやリップルへの見方は?
WTO(世界貿易機関)が毎年恒例のワールド・トレード・レポートを公表し、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などのポテンシャルについて言及しつつも、経済を変えるかどうかについてはまだ未知数という見方を示した
WTO | Publications
Most of the WTO’s agreements were the outcome of the 1986-94 Uruguay Round of trade negotiations. Some, including GATT 1994, were revisions of...

記事の要約

ワールドレポートの中では一つの項目として「Blockchain」が挙げられており、
意外なことにDAO事件についても脆弱性のあった事例の一つとして言及されていました。

また、IOTAに関しては「Blockchain」という言葉とは遠くかけ離れた技術を使っているとも
指摘されており、暗号資産に関連する技術自体の広がりにつき言及されています。

一方で、普及に際しては以下の通り大きく3つの懸念点があると指摘されています。

  1. スケーラビリティ
    ⇒VISAやHyperledger等と比較した場合の処理能力の遅さ
  2. 標準化
    ⇒ISO等の標準化機関がなく、プロジェクトが孤立化している状態
  3. 法的規制
    ⇒責任の所在や適用法令の問題

これら問題はあるとしつつも、製品のトレーサビリティやセキュリティの向上に関し、
各企業がブロックチェーン技術を活用して挑んでいることについては、大きく称賛しています。

考察

WTOがBlockchainに関して初めてWorld Reportの中で取り上げたことが重要です。
Blockchain技術が始まったのは数年以上前のことであり、技術としては一部IT関係の人間には認知されつつも、
一般的な広がりは殆ど無いと言っても良い状況でした。

転機はやはり2017年のビットコイン、イーサリアムを始めとする暗号資産市場の発展に伴う、
ブロックチェーン技術の再確認でしょう。昨年から多くの方々がその技術の性質、有用性に
興味を持つようになり、取り上げなくては始まらない重要なキーワードに成長しました。

もちろん、現状では記事に取り上げたように手放しで褒められる技術ではありませんが、
イーサリアムEEAのように暗号資産やブロックチェーン技術が革新のプラットフォームとして
各企業に活用される実態が急激に増加してきています。

技術の変化や活用のスピードは目まぐるしいため、
WTOの今後のレポートでどの様に評価が遷移するか楽しみです。

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