ビットコインのジェネシスブロック誕生10周年の祝い方

暗号資産を取り巻く歴史

暗号資産界隈に身を置く方なら誰でも知っていることでしょう。

2019年1月3日はビットコインのジェネシスブロックの誕生10周年です。

なお、2008年10月31日のハロウィンの日はサトシナカモトが皆さんご存知、

Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System

のホワイトペーパーを発表した日でした。

その後、Hal Finney (ハルフィニー)と共同で、2009年1月3日にビットコインの最初のブロックであるジェネシスブロックを誕生させたのです。

つまり、ジェネシスブロックの誕生時点がビットコインが機能として始まった日と言えます。この10周年というのはやはり区切りが良いからか、各地でビットコインのお祝いムードがあるようです。

この投稿ではまず、ジェネシスブロックのことについて簡単に説明し、世界各国でどのようにお祝いするかと、私なりのお祝い方法を考えてみたいと思います。

1. ビットコインのジェネシスブロックとは

1.1 過去ブロックとの依存関係がない最初のブロック

ジェネシスブロックはブロックチェーンの中で一際特異な存在です。
それはなぜでしょうか?

難しい話は置いておいて、ブロックチェーンを一言で簡単に表現するならば、

「過去のブロックとの依存関係を持つことにより、改竄可能性を困難にするもの」

と言うことが出来ます(大分説明を省略しているため、詳細はこちら。)
ブロックチェーン(Blockchain)とは bitflyer社HPより

しかし、ジェネシスブロックは出来たばかりのブロックのため、過去のブロックとの依存関係などないのです。従って、この点が大変特異と言うことが出来ます。
なお、以下がジェネシスブロックの位置づけイメージとなります。

 

1.2 ジェネシスブロックは誰が作成したか?

サトシナカモトの最初の協力者は凄腕プログラマーのHal Finney (ハルフィニー)でした。サトシナカモトが2008年10月31日にサイファーパンクの掲示板にビットコイン論文を発表した後、ハルがその大きな可能性に気づき、開発に協力したのです。

そして2か月あまりの開発の後、2009年1月3日にジェネシスブロックを作成成功するに至りました。次のアドレスがジェネシスブロック(ブロック#0)です。

Bitcoin Address 1A1zP1eP5QGefi2DMPTfTL5SLmv7DivfNa
Transactions sent and received from bitcoin address 1A1zP1eP5QGefi2DMPTfTL5SLmv7DivfNa.

そしてこの取引履歴の中には「The Times 03/Jan/2009 Chancellor on brink of second bailout for banks」という、サトシナカモトによる記載があります。

https://www.blockchain.com/btc/tx/4a5e1e4baab89f3a32518a88c31bc87f618f76673e2cc77ab2127b7afdeda33b

これはイギリスのTimesの記事の見出し(2009年1月3日)であり、「イギリスの財務大臣、二度目の銀行救済措置をするか?」という主旨です。
また、実際に2009年2月11日には「P2P foundation」という掲示板への投稿の中で、「The central bank must be trusted not to debase the currency, but the history of fiat currencies is full of breaches of that trust. 」と述べており、今までの歴史を振り返ると、中央銀行が信頼を裏切るのは必然と考えていたようです

これらは正に、Bitcoinの理念である

銀行等の第三者機関が介入しない決済システム」

の必要性を強く表明したものと言えるでしょう。

さて、ジェネシスブロックの事は何となくわかって頂けたかと思いますので、
世界各国がどの様にお祝いしようとしているか見ていきましょう!

2. 世界各国のお祝い方法

2.1 パーティ形式でのお祝い

これはもう定番ですね!
世界各国とは言えないまでも、ググれる限り、アメリカやオランダ等で10周年企画パーティを行うようです。以下2つ抜粋して簡単に概要をお伝えします。

NYE THE GENESIS BLOCK 10th year anniversary

New Years Eve 2019 - The Genesis Block: Bitcoin's 10 Year Anniversary
Satoshi Nakamoto began mining the Genesis Block on January 3rd,  2009. Ten years later, Bitcoin has become the first proven application on the blockchain. Insti...

こちらはニューヨークで開催されるイベントです。
参加費も100ドルからと、この種のイベントでは大分参加しやすい価格になっているように思われますので、ニューヨーク近郊に滞在中の方は参加してみても面白いかもしれません。

イベント概要

9:00 PM – 12:00 AM: オープンバー&ビュッフェ形式の食事

11:59 PM – シャンパントースト

12:00 AM – 4:00 AM – ネットワーキング&パーティ

時間および場所

2018年12月31日 9:00 PM – 4:00 AM

Mykonos Blue Rooftop in Chelsea

127 W 28th St, New York, NY 10001

Arnhem Bitcoin 10 years ~ 2009 – 2019

Bitcoin 10 years ~ 2009 - 2019
2019年1月20日(日) 15:00: Nieuw jaar, nieuw begin. Kom naar Barley's Oriental Garden voor onze alom bekende informele en zeer gezellige crypto meetup op zondagmiddag...

オランダは最もビットコインにやさしい街と聞いたことがあります。そのオランダのコミュニティが2019年1月20日に10周年パーティを行うとのこと。参加費も無料(ドリンク代等は別途。ビットコインで支払い可能)ですし、ヨーロッパ近郊にお住まいの方は検討してみても面白いかもしれません。

イベント概要

16歳から75歳の間の方ならだれでも参加可能な
ビットコイン10周年を祝うパーティ!

時間および場所

2019年1月20日 15:00 P.M. – 18:00 P.M.

Barley’s Oriental Garden

2.2 ビットコインをデザインの核とした、物品によるお祝い

HUBLOTの10周年記念時計

Hublot and OS Limited (OSL) paves the way for both the watch and advanced technology industries.
Introducing the Big Bang Limited Edition, a 210-piece limited edition and the first watch in the industry that can only be purchased with bitcoin.

高級時計メーカーのHUBLOTは210個限定で、ビットコインをデザインした時計を販売するとのことです。価格は高級時計らしく25000ドルで、なぜ210個かは、2100万枚というビットコインの総量に由来するとのこと

限定品という事もあり、注文は相次いでいるようですが、上記のURLからはまだ登録できるようです。時計が目にない方、限定品という事で後々の価格上昇を見込んで購入したい方は検討しても良いレベルでしょう。

BlockClockの10周年記念機械時計

The BlockClock™

BlockClock社が10周年を記念して、半導体の様なビットコイン時計を販売するとのことです。価格は4,999ドルと先ほどの時計よりも安く、生産量は500個限定です。

とてもマシンチックなデザインをしているので、これも好きそうな人は好んで買ってしまうかもしれません。ただ、個人的には、デザインとしては先ほどの時計の様にビットコインマークが見受けられなかったのが残念です笑

3. 私なりのお祝い方法

ご存知の方はいらっしゃるかもしれませんが、私はノマドとして基本的に海外に滞在しており、ミートアップのようなものは日本では開催できませんし、基本的には参加する事も出来ません。もちろん、時計等のものづくりをすることも不可能です。

私なりにできることは何か考えたところ、Bitcoin.orgの翻訳を少しでも進めるのが最も手っ取り早く、コミュニティに貢献できる方法だと判断しました。

もちろん、例えばビットコインを普及させるような関連サイトへの寄付等で貢献する考えもあるかと思いますが、単発的に終わってしまい少額では効果は薄いのではないかと考えました。

サトシナカモトが当初から考えていたのは、ビットコインの普及拡大であり、ある一つの権力や会社・組織等にビットコインが集中化してしまう事ではありません。従って、どれだけ沢山の人が、

ビットコインに触れ・理解し・これから使いたいと願うか

これがビットコインを存続させ普及させていくうえで、今後も大変重要な要素となることは間違いありません。

私には義務感などもちろん全くなく、ビットコインの将来性を楽しむという目的で、微々たる力ながら現在のところは翻訳活動で貢献していければと考えています。この活動により、日本語でビットコインを無料で正確に理解していく方が増えていけばと期待しています。

割と地味な活動ですが、もし翻訳活動に興味のある方は以下のページに方法等記載していますのでご覧ください。

Bitcoin.orgの翻訳プロジェクトに参加しよう
皆さんはBitcoin.org.jaというサイトをご存知でしょうか?? 暗号通貨をご存知の皆さんなら、すぐに訪問した事があるサイトだと分かるはずです。 実はこちらのサイトはという元のサイトを、日本語を使える有志の方々が翻訳し...

4. まとめ

ビットコインのジェネシスブロック10周年は先述の通り、暗号資産界隈では何かしら盛り上がりがあることでしょう。この投稿で記載した通り、お祝い方法は千差万別ですが、そのどれもが大変すばらしいものだと思っています

ビットコインの成功を祈ってコミュニティが結束し、何か面白いことをしようと画策していく。

この傾向が続く限り、ビットコインはもちろん、暗号資産の各プロジェクトも将来性が期待できると言えそうです。

5. 追記

5.1 2019年1月3日

ビットコインのGenesis Block 10周年おめでとう!

と言いたいところですが、

実は日本時間だと、正確には1月3日は10周年に至っていないのです笑

ビットコインのジェネシスブロックが誕生したのは、

2009-01-03 18:15:05(UTC)

そのため、これを日本時間に変換すると、

2009-01-04 03:15:05(JST)

となり、この時刻に至った時が10周年です(細かい??)。

日本では話題になっているけど、海外ではまだ・・・
と感じる方は、上記の時間帯の差異が原因と考えられます。

まあ、特に何か起こるわけでもないので、
じっくり待って、まったりとお祝いしましょう!

何かしらビットコインコミュニティ内で随時お祝いがなされていくと
思われますので、この追記項目で各地のお祝い状況をウォッチする予定です。

※特に言う必要はないかもしれませんが、ビットコインの認知度拡大のために
Tweet等のSNS共有は歓迎しています。

コメント