ハードウェアウォレットはこの2点だけ見ておけば問題ない
暗号資産を安全に保管する上で、取引所では不完全です!
例えそれが海外大手取引所のBinanceであろうと、日本大手取引所のbitFlyerであろうと、暗号資産の長期的な保管に際して取引所を完全に信頼してしまうのは明らかに情報弱者のとる行動だと言っておきましょう。
なぜ、ハードウェアウォレットを使用していない人をここまで煽るか?
それは暗号資産投資家の方々に対する注意喚起という点と、暗号資産に対するリテラシーの向上に努めたいという点の2点が挙げられます。今では識者と呼ばれる方々でさえ、過去にはビットコインを始めとする暗号資産を、Mt.GOX等におけるハッキング事件で失ってしまいました。その後もコインチェックにおける580億円相当の盗難事件等、取引所絡みの紛失盗難事件は相次いでいます。そしてこれらはほぼ全て、暗号資産自体の問題ではなく、セキュリティホールを有する取引所の問題なのです。
つまり、取引所を信頼しきったら暗号資産投資家としては負けです。
ではどうすれば良いか?題名の通りです。
ハードウェアウォレットを「安全な会社から」購入しましょう。
この記事では、お勧めできるハードウェアウォレットと、その購入先を紹介します。
今後も暗号資産取引を続けるのであれば、手堅くホールドする暗号資産は残しておいた方が良いのは言うまでもありません。
結論から言うと、私がお勧めするハードウェアウォレットは以下の2点です。
- Ledger Nano S
- TREZOR One
余程の事が無い限り、用途に合わせて上記ハードウェアウォレットを購入すれば十分です。以下、各機の概要・特徴・なぜその他類似商品ではなく上記2点なのか等を記載します。(以下の情報は全て2018年12月時点のものです。)
1. Ledger Nano S
「シンプルにして驚異的な安全性を誇るハードウェアウォレット」
1.1 特徴
以下の通りLedger nano Sはその使いやすさも含め、現在では世界NO.1のハードウェアウォレットと言っても過言ではありません。今後も対応通貨は増加する事でしょうし、セキュリティリスクに晒される等の例外的な事が無ければ、長い間業界のトップとして君臨し続けることでしょう。
- BTC、ETHを始めとして対応通貨は40種類、トークン含めると1000種類以上
- 世界で130万台以上の販売台数は、ハードウェアウォレットでトップ
- 他ハードウェアウォレットと比較してスタイリッシュなデザイン
1.2 その他Ledger社商品とのシンプルな比較
商品名 | 価格(2018年12月) | 特徴の簡単な比較 |
---|---|---|
Ledger nano S | 9000円 | ・価格が安い |
・タッチスクリーン無し | ||
Ledger blue | 28,000円 | ・価格が高い |
・タッチスクリーン有り | ||
・対応暗号資産が少ない |
極限までシンプルにLedger社の商品を比較すると上表の通りとなります。
両商品のセキュリティ性能に差はないため、「タッチスクリーンを使用したいか」どうかと「自分の保有通貨が対応しているか」が購入の分かれ目になるでしょう。
ただし、上表の価格を見て頂ければわかる通り、両者は20,000円もの価格の開きがあります。ハードウェアウォレットは頻繁に使用するようなものではありません。従って、対応暗号資産が多く、タッチスクリーンのないLedger nano Sの操作に慣れる方が圧倒的にコストパフォーマンスは良いものと考えられます。
1.3 安心できる購入先
Ledger社の公式HP
<div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"></div></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">shop.ledger.com</div></div></div></div>基本的にはこちらのHPで購入しましょう。安全性が最も高いのは言うまでもありません。時折、30%オフセールや、限定バージョンのLedger nano Sを販売しているため、その際に購入するのが最もお勧めです。
正式なリテーラー(ソフマップ社)
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こちらはLedger社が提供しているソフマップ社のAmazonのHPです。公式HPから輸入して購入するのに抵抗がある場合、第2の選択肢になるでしょう。後述の正式販売代理店よりも価格が安いのが特徴です。ただし、公式HPの様に限定品や色違いの商品を手に入れることは現状ではできません。
正式販売代理店(ハードウェアウォレットジャパン)
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暗号通貨ハードウェアウォレット</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet"></div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"> |
暗号通貨ハードウェアウォレット”)Ledger社の正式販売代理店です。こちらも長年続けられている代理店であるため、信用はできるでしょう。特に、価格面においてはまとめ買いをするような場合は、10%引き等の特典もあるため、配送料無料のAmazonでは一点買い、送料が掛かるこちらではまとめ買いという使い方も可能です。限定バージョン等が販売されていないのはAmazonと同様です。 |
2. TREZOR One
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2.1 特徴
以下の通り、TREZOR Oneの特徴は透明性のある開発体制と強固なセキュリティにあると言えるでしょう。対応通貨を比較しながら、お好みに応じて、Ledger nano Sを使用するかTREZOR Oneを使用するか決定すればよいと思います。
- オープンソースで透明性のある開発
- 対応する主要通貨は8種類、トークンを含めると600種類以上
- Ledger社よりも歴史あるSatoshilabsが作成するハードウェアウォレット
2.2 その他TREZOR系の商品とのシンプルな比較
商品名 | 価格(2018年12月) | 特徴の簡単な比較 |
---|---|---|
TREZOR One | 10,000円 | ・価格が安い |
・タッチスクリーン無し | ||
TREZOR Model T | 22,000円 | ・価格が高い |
・タッチスクリーン有り | ||
・対応暗号資産が多い |
Ledger社との違いは、ハイエンドモデルであるTREZOR Model Tの方が対応通貨が多い点が挙げられます。もしTRZOR社の商品にこだわりがあるのであれば、価格差も10,000円とLedger nano SとLedger Blueとの差ほどは大きくないので、検討してみる価値もありそうです。ただし、それ以外の方については、セキュリティ面も同レベルである事から、TREZOR Oneの購入をお勧めします。
2.3 安心できる購入先
TREZOR社公式HP
<div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"></div></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">shop.trezor.io</div></div></div></div>Ledger社ほど限定バージョン等のキャンペーン活動は多くありませんが、伝統ある堅実なハードウェアウォレットを、最も堅実な方法で購入したい方は上記の公式HPから購入するのがベストです。
TREZOR正式販売代理店(My Hardware Wallet)
<div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"></div></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">myhardwarewallet.com</div></div></div></div>Ledger nano Sの正式販売代理店と同様、まとめ買いをするとお得になっています。こちらのサイトでも注文はしやすそうなので、輸入するのに抵抗がある方はこちらでも問題ないでしょう。
3. ハードウェアウォレット入手上の注意点
3.1 公式HPまたは正規販売代理店以外からは購入しないこと
上記に挙げた公式HP、正式リテーラー、正式販売代理店以外の会社(上記以外にも正式販売代理店はある事に注意)からは絶対に購入しないで下さい。
パッケージを開けてマルウェアを仕込んであったりする場合があり、ハードウェアウォレットが途端に安全でなくなってしまう可能性があります。
特に、上記の会社よりも圧倒的に低い価格で販売している会社には注意です。最も在庫を確保できている会社が価格を安くできるのは当然であるため、上記以外の低在庫の会社がそのような低価格を実現できるのは考えにくいためです。
3.2 中古は絶対に購入しないこと
Amazonのマーケットプレイスやメルカリ等でハードウェアウォレットが出品されている場合があります。これは圧倒的にリスクが高まります。
特にAmazonでは中国系の会社等がかなり目立って中古品を販売しているケースも散見されているため要注意です。
3.3 プレゼントキャンペーンには応募しないこと
時折、twitter等で「この投稿をリツイートしたらLedger nano Sをプレゼント」の様な投稿がありますが、これも応募しないようにしましょう。上記の通りマルウェア等が仕込んだウォレットが送付されてくる可能性も否定できません。
基本的にはプレゼントする者の目的は単にフォロワーを増やしたいだけと思われますが、そのツイートだけで悪意を持っている者か判断の判断は困難であるため、基本的に関わらないのがベストです。
4. 終わりに
- 長期的な投資のためには、上記に掲げたハードウェアウォレットを保有する
- 安全な購入先から購入し、間違っても中古品は使用しない
上記の2点だけまもれば、より暗号資産の投資が安定する事は間違いありません。また、今後色々なハードウェアウォレットが出てくる可能性もありますが、基本的には今まで信用が培われていて目立った事故も起こしていない、上記の2商品を使用すれば問題ないでしょう。
今後も間違いなく取引所のハッキングは発生し、多くの暗号資産が奪われてしまうことは想像に難くありません。その盗難対象者に皆さんがならないよう、この投稿を見て少しでもハードウェアウォレットを購入したくなった方がいれば幸いです。